Jun 15
MITではナードという言葉の概念は他と異なり、安逸な生活やキャリアなどのために妥協しない人間、こだわりすぎて暴走してしまう人間を指す。どんな半端仕事でも完璧に仕上げることを強要する「職人ナード[3]」、きわめて興味深いが、まったく立証されていない設計アイディアを追求して、どこまでも突っ走ってしまう「コンセプト・ナード」、さらには当面の問題を解決するかわりに、そんな問題があったことすらわからなくなるほど、痕跡をとどめぬまでに消し去ってしまう解決方法を考え出す「抹殺ナード」などという言葉まで存在する。なおMITでは、最高のナードとは思慮分別を超えて力を注ぎ込んでしまう存在らしい。自分を抑えられず、やり過ぎてしまう人物を指し、MITではナードという言葉によって、こうした放縦が許されたり、奨励されたり、正当化されたりされる。